生活保護制度の実態から、日本の貧困を考える
|看護学生室
健友会では、3年目研修で、MSWさんから,生活保護についての問題を考える機会を持っています。
実は、日本は、
人間らしい生活ができない→相対的貧困
この相対的貧困に該当する方が16.0%(OECD30国平均は10.8%)
しかも子どもの貧困率はワースト1 社会保障は所得の再配分(富裕層から、税金として、低所得層へ分配される社会保障の枠組み)後の貧困率が高いのは日本だけ。
そんな今の社会保障あり方が問われる日本の現状と、中野共立病院での医療活動の中で、日常生活も交えつつ、業務で出会った患者様との振り返りながら、
「こんな患者さんが心配」
「自分もゆくゆく先はどうなるのだろう」
「働いていても、充足できる生活ができるまでは保護が受けられる制度であればいいのに」
「高福祉のスウェーデンなどでは一人当たりの住まいの環境まで、踏み込んだ社会保障となっている。日本は詰め込むような空間」
などさまざまな問題意識が交流されました。
一つ一つの事例に、かかわることで、医療機関や、制度にも限界があるなど模索する機会となることもありますが、一人ひとりを大切にするからこそ見えてくることもあるかと思います。
あきらめず粘り強くかかわりたたかう看護師さんとしてぜひご一緒に!
今年も講師としてMSWさんに貴重なお話をいただきました。
お忙しい中、本当にありがとうございました~。
若い看護師ー若看がこの学びとともに地域に出て患者様を追いかけ、在宅サポーターのかかわりから、自分たちに求められることにも注目していきたいと思います
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